おうち食堂のお料理は、私が食べてきた、おばあちゃんやおかあさんの作る食卓。
季節のものを、大地のめぐみを、すみずみまで美味しくいただく。
というと、堅苦しい感じですが。
要するに、
家事を切り盛りして忙しく、かつなんでもかんでも手に入らなかった貧しい時代に、
いかに簡単に、いかにもったいないことをせず、いかに健康的に、
いかに美味しく、日々楽しい食卓を囲めるか。
そんなおばあちゃんやおかあさんの料理の知恵を、みんなで楽しみたい。
まだ青二才ガールで食いしん坊な私が、
おばあちゃんやおかあさんから受け継いだ知恵で、お客さまをおもてなししつつ、
お客さまにその知恵を持って帰ってもらったり、
私がお客さまからステキな知恵をもらったり。
ゆっくりとした時間を過ごしてくつろいでもらったり。
みんなでワイワイ騒いで宴会したり。
そういう「食卓」という場のいろんな楽しみ方を。
ですので、お料理のベースは家庭料理です。
和食が中心です。
でも洋風もイタリアンっぽいのもいけます。
食材は、野菜と魚とお豆腐が中心です。
肉も場合によっては。
禁止事項はありません。
産地は、この地域のものが中心。
そこで取れたものを、そこで食べるのが一番美味しくて健康的。
ときには、私が旅した土地で仕入れてきたものを。
そんなことを考えながら、お作りしています。
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人参と水菜の、梅酢和え。
サラダ感覚、浅漬け感覚で。
しゃきしゃき感がたまりません。